【メイキング】ロゴマークデザイン:既存のロゴをPhotoshopを使ってアレンジしてみた
2016.10.03
こんにちは!今野です。
デザイナーのお仕事についてよく知っている人も、
よくわからない人にも、このブログを通して見ていただきたい事があります。
それは『デザインができるまでの工程は面白い!』ということ。
今回は、ある既存のロゴマークをもっともっと魅力的にするための
試行錯誤の過程をご紹介したいと思います。
1つのロゴマークがどう変わるのか。ぜひ最後までお付き合いください!!
目次
今回のお題
このブログ用のために 上のロゴマークを
特別に使用させていただけることになりました。
無茶なお願いに快く許可をくださったセブンスキャッスル様、
感謝感謝です(; ・`д・´)!
人狼 ザ・ライブプレイングシアター
“これより始まるは…今をおいて他にない、たった一度の物語。”
舞台『人狼 ザ・ライブプレイングシアター(人狼TLPT)』はステージ上の13名が言葉を尽くし、
千変万化の物語をアドリブで紡ぐライブ・エンターテインメントです。出演者がルールに用いるのは人気パーティーゲーム「人狼」。
脚本はオープニング以外まったくなく、開演直前に6種類13枚のカードで決まる役割に従い
人間 vs 人狼の戦いを即興で繰り広げます。13名の中に潜んでいる3匹の人狼を、人間たちは処刑できるのか?
それとも人狼たちが正体を隠し通し、ついに彼らを滅ぼしてしまうのか?
繰り返される昼と夜が、手に汗握る人間ドラマを描き出します。
さらに誰と誰と誰が“人狼”なのか、客席の正解者には記念品をプレゼント!–アナタは、巧妙なウソにダマされる。
引用:人狼TLPT公式HPより
とても人気がある舞台です。
ロゴもシンプルにコンセプトを表していてかっこいいですね!
このままでも十分に完成していますが
もっともっと魅力的にアレンジすることはできないか考えてみました。
Step.1 アレンジする上でのコンセプトを考える
まずは題材となっているパーティーゲーム「人狼」の特性である、
「人間に化けた狼が、夜になると人間を一人ずつ食べていく。」という世界観に着目。
不安や恐怖を感じる中で、人間側に潜んでいる狼はいったい誰なのか。
皆で相談しながら狼の全滅を目指す心理ゲームなので、
ゲームの雰囲気や臨場感といったものをロゴマークでも表現したいと思います。
連想するキーワードとしては
「夜」「不安・恐怖」「戦う」「緊張感」「ダーク」「退廃」
といった所でしょうか。
Step.2 雰囲気を出していく
続いて「夜」「ダーク」といった雰囲気を出すために
ロゴの塗りと背景を反転させてみます。
次に「不安感」や「退廃的」な雰囲気を出すため、
ヒビ割れた岩の画像を用いてテクスチャを加えてみます。
よしよし( ̄∇ ̄)!
良い感じですね。これだけでもグッと雰囲気が出てきました。
Step.3 印象を強めていく
もう少し印象を強めるためにロゴをフチ取って、
同じようにテクスチャを加えながら重厚感を出していきます。
ポイントは元のロゴ部分は明るく、
フチ部分は暗くなるようにしてコントラストをつけることで
ロゴを引き締めてくれると同時に引き立ててくれます。
Step.4 背景画像で世界観を強める
ロゴに使用したものとは異なる岩肌の画像を用意します。
汚れていたり、欠けていたり、特徴のある画像の方が好ましいですが、
特徴が強すぎるとロゴよりも目立ってしまうので注意が必要です。
この画像のコントラストを調整しつつ・・・
ザラザラとしたキズをつけて少しずつ丁寧に汚していきます。
うん!うん!うんっ!イイ感じ!!
さらに「恐怖感」を引き立たせるための小道具として、
狼から連想する満月の画像と鋭い爪痕の画像も作り込みます!( ゚Д゚)くわ!
Step.5 仕上げ
最後にここまでの素材とロゴをバランス良く配置していけば・・・。
( ゚д゚)・・・ (つд⊂)ゴシゴシ _,._ (;゚Д゚)ホォォーー…?!
青と黒をベースにすることで不気味な夜の静寂と、
何かが起きそうな「緊張感」や「不安・恐怖」を感じさせる
ロゴマークになったのではないでしょうか!?
しかし!!!
これで完成としないのがexmindクオリティです(`・ω・´)マダマダー。
完成したと思ってからが本番!!
このロゴが本当に「印象に残る」かどうかを検証していきます。
そのためには ここまで育てたロゴを忘れる必要があります。
初見でこのロゴを見た人がどんな印象を受けるのか、
その状態に自分自身が近づくために頭の中を一回リセットします。
コーヒーを飲んで…
15分ほど画面から目を離して……
今日の夜ご飯は何にしようかなぁと考えつつ………
頭をリフレッシュさせてから…………
画面を見る!!!!( ゚Д゚)くわ!
う〜ん…。うん……うん!
ちょっと全体的に暗いかな??
雰囲気は出てますが、暗くて少しボヤっとした印象もあります。
今野の直感がそう言っています。
パッと見た瞬間、印象的なロゴとして目に止まるように、
ハイライト部分を際立たせてみようと思います。
おお~!!( ゚Д゚) 良いっ!!
良いですね!見比べてわかる程度の違いですが
目に残る印象がなんとなく良くなりましたよね!?
岩や鉄など「硬い」テクスチャを使用する時は、
内側を明るく、外側を暗くすることで硬さが際立って表現できます。
ひとまずこれで完成とします!!!
いかがでしょうか。
元のロゴマークと見比べると若干やりすぎな感はありますが、
より印象的にアレンジできたのではないかと思います。
・・・まだ、ちょっとだけ続きます。
エンタメ系の広告を作る際にお客さんからよく言われるのが
「素材らしい素材がないんです。ロゴマークぐらいしか・・」
「充分ですよ!(`・ω・´)」
印象に残るロゴマークがひとつあれば
人目を惹く広告が作れますからご安心ください!( ゚Д゚)くわ!
素材はロゴマークしかないけどインパクトある告知がしたい!!
そんな時はロゴマークを徹底的に加工してみてはいかがでしょうか?
(注:版権元からの許可が必要です!)
エンタメ系の広告に強いエクスマインドでは、
今回のように元のデザインをアレンジしたり、
ブラッシュアップするご依頼も数多く承っております(`・ω・´)ノシッ
▼今回ロゴを使用させていただいた「セブンスキャッスル」様の
「人狼 ザ・ライブプレイングシアター」サイトはこちら
http://7th-castle.com/jinrou/
Copyright © 2012-2016 7th Castle All Rights Reserved.